株の動き 2026/07/04(土)

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2026/07/04(土)

伝説級の反転:キオクシアが特別売り気配から日中1万5000円超の急騰

コード銘柄方向コメント
- キオクシアホールディングス 中立 特別売り気配から6万7,190円まで急落後、8万3,000円台まで反発。日中値幅1万5,000円超。6万8,000〜7万円台で現物の大口買いが確認され、この水準が今後の参考レンジ。信用倍率は依然10倍超で受給は重い。
- 三井物産 逆張り バークシャー・ハサウェイが保有比率を10%超に引き上げ。チャートは戻り途上で昨日は陰線、信用倍率も重い水準。ただ割安感・配当妙味が増しており、バークシャーの買い増し継続が安心材料。
- 商社株・銀行株 順張り 循環物色の受け皿候補として注目。AIセクター偏重から広範な物色への転換が期待される中、TOPIXの高値更新が確認できれば相場トレンドが明確化する見通し。

キオクシア、特別売り気配から怒涛の反発

7月3日(木)の日本株市場で最大のトピックとなったのは、キオクシアホールディングスの「伝説級の反転」だ。前日終値7万6,260円だった同社株は朝方に特別売り気配が点灯し、9時15分の寄り付きでは6万7,190円まで急落した。高値からの下落率は一時40%を超え、追証や強制決済を余儀なくされた投資家も少なくなかったとみられる。

ところがそこから同日の高値8万3,000円台まで怒涛の上昇を演じ、日中値幅は実に1万5,000円超。100株保有するだけで評価額が150万円動く計算で、市場関係者に衝撃を与えた。終値ベースでは前日比9.23%高と大幅高となり、日経平均の1,010円上昇(日中値幅2,000円超)を牽引する形となった。

買い手は誰か――需給分析から浮かぶ構図

当日の需給動向を分析すると、信用買いは大きく減少しており、短期個人資金が売らされた構図が浮かぶ。一方で現物買いの割合が突出して高く、6万8,000〜7万円台という水準で機関投資家または海外投資家とみられる大口の現物買いが流入したと考えられる。

50日移動平均線との一致も話題となったが、「実際に意識していた参加者がどれだけいたかは疑問」としつつも、「水準として記憶しておく価値がある」と指摘する。この価格帯での大口買いという事実が、今後の相場で重要な参照ポイントになり得る。なお韓国コスピも同日5.76%高と急反発しており、半導体セクター全体への買い戻しが連鎖した側面もある。

相場全体に広がる変化の兆し

直近2日間(7月2日・3日)で値上がり銘柄数が連続して1,200超を記録したことも見逃せない。これは従来のAI・半導体への極端な集中から、銀行・商社など出遅れセクターへの循環物色へとシフトしつつある可能性を示唆している。TOPIXは史上最高値まであとわずかに迫る位置まで上昇しており、「来週TOPIXが高値を更新できれば、相場のトレンドははっきりする」と述べ、これを重要な確認ポイントとして位置付けた。グロース250も転換線超えかつRSI50超となり、復活の兆しが鮮明になってきた。

バークシャーが商社株を買い増し

バークシャー・ハサウェイが三井物産・丸紅の保有比率を10%超に引き上げたことも注目材料だ。チャートはまだ戻り切っておらず信用倍率も重い水準にあるが、割安感と配当妙味が高まっており、バークシャーの継続的な買い増しが投資家心理の下支えとなる。日経平均が8万円を目指す「循環物色」が実現するためには、こうした出遅れセクターが牽引役を担うことが理想的な展開とされる。

来週の注目ポイント

ナスダックが一目均衡表の雲に再突入しており、来週の動向次第では半導体・グロース株全般への波及リスクに注意が必要だ。また海外投資家が先週大幅売り越しを記録しており、この売り越しトレンドが継続するかどうかが相場の方向性を左右する最重要変数として挙げられた。TOPIXの史上最高値更新と、キオクシアの6万8,000〜7万円台というサポートゾーンの堅牢性の確認が、来週相場を読む上での核心的チェックポイントとなる。

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