株の動き 2026/07/07(火)

ホームへ戻る
2026/07/07(火)

TOPIX史上最高値更新、日経7万円台復帰が現実的な局面へ

コード銘柄方向コメント
7203 トヨタ自動車 順張り 円安を背景とした見直し買いが鮮明。輸送用機器セクターを牽引しTOPIX最高値更新に貢献。一目均衡表の転換線突破後は直近高値が視野に。
7011 三菱重工業 順張り 半導体株調整時のリターンリバーサルで防衛関連として上昇。TOPIXの優位性に寄与する大型株として物色継続。
- キオクシア 中立 前日2.05%安でPTSも軟調。信用倍率が高水準のまま25日移動平均線を下回る状態が続き、需給は依然重い。

TOPIX史上最高値更新――日経7万円台復帰へ視界が開ける

週明けの東京市場でTOPIXが終値ベースの史上最高値を更新した。前週に半導体株が大きく調整した局面においても、トヨタ自動車や三菱重工業などの大型株が買われ、指数全体を力強く押し上げた格好だ。日経平均先物は7万円台を回復しており、本日の現物市場に対する期待が高まっている。

米国市場――半導体の買い戻しが鮮明に

前週木曜日にSOX指数が5%安と急落した半導体株が、週明けの米国市場では大幅に買い戻された。AMDの目標株価引き上げやブロードコムのApple向け半導体供給契約延長が材料となり、NASDAQは1%超、SOX指数は2%超の上昇を記録。ダウ工業株平均は0.29%高と上昇幅は小さかったが、全指数がプラスで推移した。

チャート分析の観点では、NASDAQが一目均衡表の雲の上をキープし基準線も上回ってきており、安心感が生まれた水準と評価できる。一方でSOX指数は上昇したものの安値引けで上髭を残す陰線となっており、2日間の急落を取り戻せた感覚はまだ薄い。基準線を明確に超えてくるかどうかが今後の焦点となる。

経済指標と為替の状況

ISM非製造業景気指数は54と市場予想を若干下回ったが、雇用は3カ月ぶりに拡大へ転じた。景気の底堅さが確認された一方、雇用が強すぎると利上げ観測につながるリスクもあり、慎重に注視していく必要がある。

為替はドル円162円台前半と歴史的な円安水準が続いている。この円安がトヨタなど輸出関連大型株の見直し買いを誘発しており、半導体株が調整した局面でのリターンリバーサルとして機能した。ただし162円台後半以上に円安が進めば、政府・日銀の介入懸念が高まりかねないため引き続き注意が必要だ。原油は供給過剰への懸念が出ていたものの68.68ドル付近で横ばい圏に落ち着いており、現時点では特段の不安材料にはなっていない。

日本株の注目ポイント

日経平均は本日の現物市場で一目均衡表の転換線突破が最初の関門となる。これを超えれば直近高値や史上最高値が視野に入る展開が期待できる。TOPIXは史上最高値更新後の続伸が焦点で、大幅上昇が続いてきた分、今後は過熱感を気にする局面に入ってくる可能性もある。グロース250指数も基準線に到達しており、一気に超えてくるかどうかに注目だ。

国内では半導体株が調整を余儀なくされた局面で、円安を背景にトヨタや三菱重工業といった防衛・大型バリュー株が買われた。これがTOPIXの相対的な強さにつながっており、今後も半導体と大型バリューの動向を軸に相場を読んでいく必要がある。

キオクシアの需給に警戒

売買代金・時価総額でトップクラスのキオクシアは前日2.05%安となり、PTSでも軟調な動きを示した。信用倍率が依然高水準にあり買い残も多い状態が続いており、25日移動平均線を下回ったままだ。本日も移動平均線を明確に超えられるかどうかが、全体相場の方向性を占う上で重要な指標となる。

まとめ

米国株の半導体買い戻し、TOPIX史上最高値更新、日経先物の7万円台回復と、全体環境は改善方向にある。円安を背景にトヨタなど大型バリュー株の底堅さも確認でき、日経7万円台の定着はかなり現実的な水準と言える。一方でSOX指数の戻りの鈍さやキオクシアの需給の重さは引き続き警戒点であり、半導体セクターの本格回復を慎重に確認しながら相場に臨みたい。

一覧へ戻る