韓国KOSPI4%急落も日経先物1000円高維持、連休明けの半導体株が焦点
| コード | 銘柄 | 方向 | コメント |
|---|---|---|---|
| - | キオクシアホールディングス | 逆張り | 金曜ストップ安で一目均衡表の雲下限付近まで下落。信用買い残が市場最大級で需給が重い。株価が雲を割ると売りシグナル点灯の可能性。 |
| - | AMD | 順張り | MicrosoftのデータセンターへのAI向けラック「ヘリオス」導入発表を受けて買い直しが入った。ただしSOX全体の上昇を牽引するほどの勢いはなし。 |
連休明けの焦点:韓国KOSPI急落と日本半導体株の行方
7月21日(火)、海の日明けの日本市場が再開する。月曜の休場中に韓国KOSPIが約4%急落する荒れた展開があったが、日経平均先物は900〜1000円前後のプラスを維持した。連休中の外部環境が想定ほど悪化しなかったことを示す動きであり、寄り付きは比較的底堅いスタートが見込まれる。
米国株と半導体セクターの現状
米国株は方向感を欠く展開が続いた。終値ではダウ、S&P500、ナスダックがそろってマイナス圏で引け、SOX(フィラデルフィア半導体株指数)は0.6%のプラスにとどまった。前週に大きく調整した半導体株にはAMDへのポジティブ材料が加わり買い戻しが入った。MicrosoftのデータセンターにAI向けラック型システム「ヘリオス」が導入されるとの発表が追い風となったが、指数全体を押し上げるには力不足だった。SOX指数は高値から20%以上下落しており、一目均衡表のテクニカルな節目も突破していない。下落トレンドが続いている点は引き続き意識しておく必要がある。
キオクシアと信用評価損益率が示す警告
キオクシアホールディングスは前週金曜日にストップ安を記録し、一目均衡表の雲の下限付近まで株価が下落した。信用買い残は市場最大規模に膨らんでおり、需給の重さが上値を抑えやすい構図だ。雲の下限は時間経過とともに切り上がるため、株価が回復しなければ雲を割り込む可能性も高まる。今週は株価と雲のバランスが最重要の観察ポイントとなる。
あわせて注目したいのが信用評価損益率だ。6月19日にプラス1.47%を記録したが、これは10年以上ぶりの水準だった。過去の経験則では3%を超えると天井が意識されやすく、0%を超えること自体がまれなため、プラス転換は相場過熱の警戒シグナルとなりうる。実際、その直後の6月22日にキオクシアが高値をつけており、指標の有効性が改めて確認された格好だ。
本日の主要指標と相場の構図
ドル円162円台、VIX18.29、米長期金利4.592%(上昇)、原油82.8ドル(上昇)、ビットコイン6万5000ドルまで回復。本日の日経平均一目均衡表の雲上限は6万5248円で、仮に1000円高となれば雲に近づくが、実際の日中の値動き次第だ。TOPIXは雲の上を維持しているものの、遅行スパンと株価が接近しており、下落に転じると弱気シグナルが点灯するリスクがある。グロース250は前週金曜日に3.38%下落し安値圏に位置しており、続落となればさらなる下落圧力が強まりかねない。
連休明けでボラティリティが高まりやすい点を踏まえ、キオクシアと韓国KOSPIのザラバの動きを軸に、日本の半導体株全体の方向性を慎重に見極めることが本日最大の焦点となる。