キオクシア決算後もPTS下落、懸念強まる
| コード | 銘柄 | 方向 | コメント |
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| - | キオクシア | 中立 | 決算で最終利益が5月予想を下回り着地。株式分割・自社株買い発表も、PTSは下落し懸念材料に |
キオクシア、決算発表後もPTSで下落し懸念強まる
キオクシアの株価は過去半年で大きく変動した。6月22日には高値11万2700円をつけたが、そこから崩れ始め、7月31日には3万620円まで下落。高値からの下落率は約68%に達している。月間の騰落率はマイナス48.15%となり、短期間での急騰・急落が鮮明になった。
この背景には5月15日の本決算発表がある。市場予想を大きく上回る内容で目標株価が引き上げられ、株価もそれに追随する形で急伸した。しかしその後は外部環境の変化とともに失速し、直近ではソックス指数が天井をつけた日とキオクシアの高値形成日が一致するなど、半導体関連指数との連動性の高さがあらためて浮き彫りになった。
需給面でも、本決算以降に信用買い残が増加し、株価が崩れた後もその水準はほとんど減少していない。むしろ信用倍率は上昇しており、上昇局面のたびに戻り売りが出やすい重い需給が続いている。
こうした状況を打開する材料として期待されたのが7月31日の決算発表だった。前日にはアドバンテストの大幅高やソックス指数の上昇を受けてストップ高となり、4万6500円で決算発表を迎えたが、最終利益は5月時点の予想を下回って着地。同時に発表された株式分割(9月30日基準で1株を3株に分割)や自社株買い(発行済株式総数の5.5%、8月3日〜10月30日の約3ヶ月間で上限8000億円)はいずれもポジティブな材料とされるものの、PTSでは株価が下落する結果となった。
アナリストの目標株価や、投資分析ツールが算出するFAバリューは依然として現在の株価を上回る水準にあるが、好材料が出ても株価が下落したという事実は軽視できない。特に週明けは米国市場が動いていない中、17%上昇した韓国市場(コスピ)など周辺市場の動きを睨みながらの取引となり、値動きが大きくなる可能性がある。
チャート面では、金曜日にストップ高となったものの一目均衡表の転換線を上抜けておらず、抵抗として意識されている状態が続く。需給の重さとテクニカルの抵抗を踏まえると、追加の好材料がなければ調整が続く展開も想定される一方、ソックス指数が明確に反発すれば連動して転換する可能性もある。値段が高く値動きも激しい銘柄だけに、レバレッジ管理とリスク管理を徹底した対応が求められる局面である。