リクルート急騰、新モメンタム株として台頭
| コード | 銘柄 | 方向 | コメント |
|---|---|---|---|
| - | リクルート | 順張り | ストップ高。決算で上方修正、Indeed好調と想定レート引き上げ。短期急騰で過熱感あるが注目度上昇中 |
| - | アドバンテスト | 順張り | 値上がり寄与度トップ、1銘柄で日経平均を499円押し上げ、半導体株の中心的存在として堅調 |
| - | 藤倉 | 中立 | 売買代金ランキング上位で強い動きが継続、半導体関連の一角として物色 |
| - | 記憶関連(メモリ)株 | 逆張り | サンディスクは上昇も時間外では下落。売買代金の減少と需給の重さが継続し上値は重い |
日経平均は大幅高、TOPIXは一時最高値更新
8月11日の東京市場は日経平均が前日比1363円高と2%を超える上昇を見せ、一時6万7000円台を回復した。値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回る全面高の展開となり、TOPIXも上昇して一時最高値を更新する場面があった。グロース市場も底堅く推移し、為替は円安水準で推移している。値上がり寄与度ランキングではアドバンテストが1銘柄で499円、リクルートが1銘柄で301円それぞれ指数を押し上げており、この2銘柄の存在感が際立った相場となった。
業種別では、リクルートの上昇を受けてサービス業がトップとなったほか、半導体関連や電気機器、ゲーム関連なども堅調だった。一方で原油価格の変動を背景に石油石炭製品セクターは下落し、銀行・保険株も弱含んだ。
新モメンタム株として存在感を増すリクルート
この日、最も値動きが目立ったのはストップ高となったリクルートだ。決算発表にあわせて業績の上方修正を発表しており、米求人サイト「Indeed」の好調に加え、想定為替レートを150円から159円に引き上げたことが好感された。第1四半期時点での上方修正は過去の傾向から見ても稀なケースであり、この時期に大きな業績変化があったことを示唆する。株価は短期間で2倍以上に上昇しており、モメンタムの強さから今後も注目度が高まっていく可能性がある。ただし短期的な加熱感は強く、急変動には注意が必要だ。
需給面では、信用買残は先週まで減少傾向にあり信用倍率も1倍程度と依然軽い状態だが、直近の急騰を受けて信用買残が増加に転じており、最近では最も需給が重くなってきている局面でもある。自己資本時価総額が大きく、日経平均への寄与度は上位5位、TOPIXの構成比も2.43%と高いため、指数全体への影響力も大きい銘柄として今後の値動きが注視される。
米国株は小幅安、原油高と長期金利上昇に留意
米国株は主要3指数がそろって小幅下落。イエメンの新イラン武装組織がサウジアラビアの石油施設を攻撃したことを受け原油価格が4.98%上昇し、これが株価の重しとなった。長期金利は先週の雇用統計で非農業部門雇用者数がマイナスとなり利上げ観測が後退したにもかかわらず、金曜日の水準を上回って推移しており、相対的な株価の割高感が意識されやすい状況にある。
S&P500はボリンジャーバンドのバンドウォークに入っている可能性があり、SOX指数は2.94%下落したもののチャート的な明確なサインは出ていない。VIXは15台で安定して推移している。
半導体記憶関連株については、需給の重さとチャートの弱さが引き続き課題となっており、売買代金の減少傾向も懸念材料だ。25日線・5日線を下回る状況が続いており、上値の重さが意識される局面が続きそうだ。