サンディスク急騰、記憶にも波及期待
| コード | 銘柄 | 方向 | コメント |
|---|---|---|---|
| - | サンディスク | 順張り | インベスターデーで長期財務目標を発表しアナリスト予想を大幅超過、株価13.62%急騰し底打ち感 |
| - | キオクシア | 順張り | 時間外5万7000円に上昇、25日線・直近高値との重なりを上抜けるか焦点、信用買い残は減少 |
| - | アドバンテスト | 順張り | 4.02%高で上場来高値更新、信用倍率0.96倍まで低下しショートカバー誘発の可能性 |
| - | 銀行株 | 順張り | 政府の日銀早期利上げ指示報道で収益改善期待、トピックス押し上げの主役 |
全体地合い
日経平均は784円高となり6万8000円台を回復。上昇銘柄数が優勢で最高値を更新する銘柄も目立った。為替は1ドル159円台半ば。トピックスは銀行株の上昇を追い風にプラス2σを超えるバンドウォーク状態が継続している。米国株式市場では主要指数がそろって上昇し、ファングプラス指数は2.05%高。PPI(卸売物価指数)が市場予想を下回ったことに加え、原油価格の下落も投資家心理を支えた。前月比は予想0.2%に対し結果0%、総合指数は予想4.9%に対し4.7%とインフレ鈍化を示す一方、コア指数は予想4.1%に対し4.2%とやや上振れした。VIX指数は14.64と落ち着いた水準で、米金利は4.636%まで低下している。
サンディスク急伸の理由
売買代金上位ではマイクロンとほぼ並ぶ規模でサンディスクが躍進し、株価は13.62%の大幅高となった。背景には投資家向け説明会(インベスターデー)での長期財務目標の発表があり、その内容がアナリスト予想を大きく上回ったことが好感された。次世代ロードマップの披露も目標株価引き上げの材料となった。長らく出遅れていたチャートは基準線・直近高値を上抜け、底打ちを示唆する形状となった。半導体指数(SOX)は他銘柄の下落に押され0.46%高にとどまったが、続伸基調は継続している。この流れを受けS&P500は終値ベースで最高値を更新した。
キオクシア・アドバンテストへの波及
サンディスクの復活を受け、キオクシアの時間外株価は5万7000円をつけ前日終値を上回った。5万7000円水準は25日移動平均線や直近高値と重なる可能性があり、これを上抜ければ二番底形成の可能性が高まる。信用買い残は前日比で55万株減少、先週比では200万株以上の減少となり需給は軽くなっている。アドバンテストも4.02%高で上場来高値を更新し、終値3万5940円に対しPTSは3万7350円まで上昇。信用倍率は先週末の1.41倍から0.96倍まで低下しており、ショートカバーを誘発しやすい状況にある。
銀行株とトピックス
銀行株は売買代金トップとなりトピックスを押し上げ、政府が日銀に早期利上げを指示したと伝わったことが収益改善期待につながった。上場来高値を更新する銘柄も増えている。
指数チャートの見立て
日経平均先物は800円超上昇し6万9000円台に接近、ボリンジャーバンドのプラス2σ(6万9244円)への到達も意識される。ナスダックは直近高値を更新し、8月26日に控えるNVIDIA決算が最高値更新の試金石となりそうだ。ラッセル2000も終値で高値を更新するなど、半導体株以外にも上昇が波及しており、指数全体にとって好ましい環境と言える。ただし短期間での急伸により過熱感も意識され始めており、個別には下落銘柄も存在する点には注意したい。