NVIDIA8%高でも指数は物足りず
| コード | 銘柄 | 方向 | コメント |
|---|---|---|---|
| - | NVIDIA | 順張り | 決算で売上高が市場予想超え、直近高値を更新し最高値更新を射程に捉える上昇トレンド継続中 |
| - | セールスフォース | 順張り | 決算好感で一時18%超上昇、下落基調から転換し大陽線形成、今後の戻りに期待 |
| - | アドバンテスト | 中立 | 前日はマイナスで終え、時間外でも戻り鈍い。信用買い残が急増し需給が重くなっている |
| - | マイクロン・サンディスク等米半導体株 | 中立 | NVIDIA祭りの最中でも下落しており、物色が半導体セクター全体には波及していない |
NVIDIA8%高、セールスフォースも急伸も指数は伸び悩み
NVIDIAは決算で売上高が前年比で市場予想を上回る内容となり、株価は8%を超える上昇。直近高値を突破し、市場最高値更新まであと一歩という強いチャート形状を見せている。同じく決算を発表したセールスフォースも一時18%超上昇し大陽線を形成、下落基調からの転換が意識される展開となった。
ただし、この2銘柄の上昇に対して米国株全体としては物足りなさが残った。ダウは0.11%高、S&P500も1%未満の上昇にとどまり、ナスダックはようやく1%超、半導体指数SOXも1.58%高にとどまった。業種別で見るとニューヨークダウは情報技術以外ほぼ全面安、ナスダック100の半導体銘柄もマイクロンやサンディスクなど主力どころが下落しており、NVIDIAとセールスフォースの2銘柄でほぼ支えられた上昇だったとみられる。VIXは14.57まで低下し、長期金利は4.677%でわずかに上昇、原油や金先物は上昇、ビットコインも8万ドルを回復するなどリスク選好の動き自体は見られた。
日本株は戻り鈍く、需給にも重さ
前日の日本株は日経平均が130円安。NVIDIAの時間外上昇を受けて一時66,954円まで戻したが67,000円手前で急落し、1000円超下げる場面もありマイナスで終えた。TOPIXは続伸し、グロース株が2.15%高と物色の中心となった。NVIDIA関連の代表格であるアドバンテストは前日マイナスで終え、時間外でも戻りは鈍い状況。信用買い残の当日推計も250万株規模に増加しており、直近では高水準。株価が戻らなければ含み損を抱える投資家が増える可能性があり、需給面はやや重くなっている。
焦点はジャクソンホール会議と一目均衡表の雲
日経平均は一目均衡表の雲を上抜けられるかが目先の重要ポイント。MACDはデッドクロスのまま0以下で推移しており下向きの流れが続く。一方でS&P500やナスダックは転換線を上抜けMACDも上向きに転じつつあり、悪くないチャートと言える。今後はジャクソンホール会議での要人発言を受けて相場変動が大きくなる可能性があり、方向性を見極める必要がある。NVIDIAの上昇基調が続けば指数全体も追随していく可能性はあるが、現状は物色の広がりを欠く点に注意しつつ、期待も持ちながら相場に向き合う局面といえる。