S&P500に下落転換の兆し、日経先物も急落
| コード | 銘柄 | 方向 | コメント |
|---|---|---|---|
| - | S&P500 | 逆張り | ボリンジャーバンド-2σに接近、ミッドバンドも下向き転換で下落加速の懸念 |
| - | ラッセル2000 | 逆張り | 既に-2σを完全に割り込み陰線継続、MACDも悪化しバンドウォークの様相 |
| - | トピックス | 順張り | 9連陽で約5年半ぶり、新高値124銘柄と好調だが米株安なら失速リスクも |
| - | SOX指数 | 逆張り | 2.13%安で終値ベース直近安値も割れ、バンド幅拡大で追加下落に警戒 |
| - | ティア4 | 中立 | グロース上位で上昇続くが直近で乱高下、短期的な過熱感も出てきている |
米国株安・原油高で強まる警戒感
9月2日の日本株は日経平均が96円安とやや軟調に終わった一方、トピックスは9営業日続伸となり、約5年半ぶりの記録となった。グロース市場は1.47%安となったものの、値上がり銘柄数は依然として多く、下落した業種はわずか7業種にとどまるなど、指数の重さに反して個別の底堅さは残っている。
米国株は全面安、原油と金利が重荷に
米国株は主要指数がそろって下落した。ダウは0.79%安、ナスダックは1%超安、S&P500は0.71%安、半導体指数SOXは2.13%安と全面安の展開となった。背景にはサウジアラビアの原油タンカーが正体不明の船体から攻撃を受けたとの報道を受けた原油高(90ドル超え)と、米長期金利が4.799%まで上昇したことがある。日本でも長期金利が3%を超えており、ハイテク・グロース株や半導体株を中心に相対的な株価の割高感が意識されやすい地合いとなっている。
テクニカルはS&P500に「嫌な下げ方」のサイン
注目すべきはS&P500のチャートで、ボリンジャーバンドの-2σに接近し、ミッドバンドも下向きに転換した。直近高値を更新できないまま安値を割る動きとなっており、-2σを明確に割り込めばバンド幅拡大とともに下落が加速する「バンドウォーク」に入る可能性がある。実際、ラッセル2000は既に-2σを完全に割り込んで陰線を継続しており、MACDも悪化。ニューヨークダウやSOX指数も同様の弱いサインが出ている。
この流れを受け、日経平均先物は1300円超の下落となっており、基準線を割り込む水準まで売られている。トピックスの9連陽・新高値124銘柄という日本株の相対的な強さが続くかどうかは、米国株の下げが深追いされないことが前提となりそうだ。
需給面は信用倍率3.5倍、重さ残る
信用倍率は3.5倍まで上昇し、信用買い残の水準自体は依然として多い。直近では信用買い残が87万株減少し、当日決済分を含めると1430万株程度まで縮小したが、倍率自体は改善しておらず、需給の重さは払拭されていない。個別銘柄については、信用取引の動向を含めてこまめな確認が必要な局面といえる。全体として、米国発の下落サインが日本株にも波及するかどうかを見極める重要な局面にある。