株の動き 2026/09/03(木)

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2026/09/03(木)

日本株全面安、ベッセント発言が影響か

コード銘柄方向コメント
- NVIDIA 順張り AIプラットフォーム買収交渉が材料視され3.15%上昇、高値圏を維持しSOX軟調下でも独歩高。
- デル・テクノロジーズ 中立 好決算で売買代金上位に浮上、株価は高水準もNVIDIAの追い風材料として注目。
- アドバンテスト 順張り 前日2.51%下落も信用倍率1.7倍とまだ重くない。NVIDIA高に連れ戻せば日経平均の支えに。
- リクルート 中立 値がさAI関連株とともに大きく下落、上がっていた銘柄ほど売られた。
- TDK 中立 半導体関連として全面安の中で下落が目立った銘柄の一つ。

昨日の日本株、全面安の理由

9月2日の日経平均株価は前日比1889円安となり、225銘柄中210〜211銘柄が下落。全業種が売られ、ヒートマップは真っ赤に染まった。TOPIXも大きく下げ、グロース株を含め全面安の展開となった。値上がりしていたAI関連株やリクルート、TDKなど値がさ株ほど下げが目立ったのが特徴的だった。

米国株は反発、為替・金利・原油はおおむね横ばい

米国株は主要指数がそろって反発。原油価格の上昇一服やADP雇用統計の下振れが材料視されたが、長期金利は4.78%前後で高値圏を維持しており、上値を抑える要因は残る。為替は158円まで円高が進行した。VIXは15.17と落ち着いており、20台に乗るような懸念すべき水準ではない。売買代金上位ではデル・テクノロジーズの動きが目立ち、好決算がNVIDIAの追い風になっているとの見方もある。NVIDIAはオープンソースAIプラットフォーム大手の買収交渉も材料視され3.15%上昇、なお高値圏を維持している。これを受け日経平均先物は300円台のプラスで推移している。

全面安の背景にベッセント財務長官発言

昨日の急落の一因として挙げられるのが、ベッセント米財務長官が「日本はリフレ政策をやめるべきだ」と伝えたとされるニュースだ。金融緩和やYCC、マイナス金利といったリフレ的な政策はすでに撤廃済みだが、改めてこの発言が出たことで、世界の投資家が日本株を見る目を変えかねないとの懸念が広がった。バリュー株を含め幅広く売られるきっかけになった可能性がある。発言的なものであり継続的な圧力になるかは見極めが必要だ。

注目はアドバンテスト

NVIDIAと連動性の高いアドバンテストは、他の半導体株に比べチャートを比較的維持しているものの、NVIDIA本体ほどの強さはない。信用買い残は前週の208万株から249万株まで増加し受給はやや重くなったが、信用倍率は1.7倍とまだ重い水準ではない。アドバンテストがチャートを取り戻せば、日経平均寄与度の高さから指数全体の下支え役になる可能性がある。

戦略の視点

順張りでは、NVIDIAの高値圏維持を背景にした半導体・AI関連への資金流入継続を意識したい。逆張りでは、日経平均が-2σ近辺での反発、TOPIXのミッドバンド回復を確認できれば自律反発を狙う余地がある。ただし為替の円高進行や日銀高田審議委員のタカ派発言など相場の重しとなる材料も残っており、バンド幅拡大が続くラッセル2000やSOX指数は下落継続への警戒も必要だ。

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