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2026/07/06(月)の日本株予想

半導体トレンド急変・原油需給逆転・日本株物色シフト――今週3大変化点

■ 注目銘柄と結果

銘柄 予想 当日騰落 判定 コメント
ファーストリテイリング (9983) 中立 +2.88% △ 保ち合い 日経平均構成比9.75%。7月9日(木)に第3四半期決算発表。PER54倍で史上最高値圏。上方修正の確率は高いが株価の方向は不透明。信用倍率は低くショートカバー余地あり。
キオクシア(メモリー関連) 中立 - 未検証 サンディスク関連の悪材料で金曜朝に急落後、+9.23%のV字回復。ただし25日線を下回り信用倍率・信用残高ともに高水準。テクニカル的には警戒継続。
SOX連動・半導体関連株 逆張り - 未検証 Apple中国メモリー調達交渉報道で週間−4.37%。週足RSIが70を割り込み売りサイン点灯。転換線はかろうじて維持。短期トレンドの崩れを確認。

判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。

■ 相場観・シナリオ

状況が一変した3つのこと――7月第2週の焦点

先週の市場は数字の上では概ね堅調だった。NYダウは+1.97%で史上最高値を更新し、S&P500も+1.76%で13週移動平均線をキープ。TOPIXは+2.55%と陽線を引き、グロース市場も+7.42%の大幅反発を見せた。しかし数字の裏側では、これまでの構図を根底から揺るがしかねない変化が3つ同時に進行している。

1. 半導体の短期トレンドが崩れた

最も鮮明な変化はSOX(フィラデルフィア半導体指数)の週間−4.37%だ。主要指数がプラス圏で着地する中、半導体指数だけが大きく売られた。

きっかけはAppleの報道だった。同社が米国防総省のブラックリストに掲載されている中国企業からメモリーチップを調達する交渉を進めているというニュースが浮上し、Apple株は上昇した一方で半導体関連株は一斉に売られた。構図が逆転したのだ。

市場が同時に注目し始めたのが「チップフレーション」という概念だ。メモリーチップの価格高騰がスマートフォンやパソコンの販売価格に転嫁され、原油価格が落ち着いていても半導体起因のインフレが持続するという構図を指す。雇用統計では早期利上げ懸念がいったん後退したが、インフレ懸念が完全に消えたわけではない。6月16〜17日開催分のFOMC議事要旨は今週発表予定で、内容を丁寧に確認する必要がある。

週足チャートでSOXは転換線をかろうじて上回っているものの、RSIが70を割り込んで売りサインが点灯した。高値を超えられずに安値を割り込む動きが出てきており、短期トレンドの変化として警戒を要する局面だ。

2. 原油の需給バランスが逆転しつつある

数週間前まで市場を揺さぶっていたホルムズ海峡封鎖リスクは後退した。海峡の通行が回復したことで原油の供給が正常化され、今度は供給過剰への懸念が浮上している。中国の需要が伸び悩む中、需給バランスが供給超過に傾けば原油価格は下押しされやすい。現在は1バレル68ドル台で70ドルを割り込みつつある水準だ。

リスクは下落が深すぎるケースだ。産油国の損益分岐点を大幅に下回れば、オイルマネーの流動性が低下し、株式市場から資金が引き揚げられるシナリオも想定しておく必要がある。今週の原油価格の方向感は、市場全体の地合いを左右するファクターになりうる。

3. 日本株の物色テーマが揺れている

日本市場では先週、半導体関連から出遅れ株・バリュー株への資金シフトが進んだ。TOPIXが日経平均を大きくアウトパフォームし、業種別上昇1位は金属製品、2位は保険・サービス業と、これまでの半導体一辺倒とは異なる顔ぶれが並んだ。

メモリー関連銘柄はサンディスク関連の悪材料で金曜朝に急落した後、+9.23%の劇的な切り返しを演じた。1日で状況が一変するほど値動きが荒い局面にある。ただし現在も25日移動平均線を下回っており、信用倍率・信用残高ともに高水準のため、テクニカル的な油断はできない。半導体に戻るのか、出遅れ株のシフトが続くのか、今週の物色動向を注視したい。

今週最大のイベント:ファーストリテイリング決算

7月9日(木)にファーストリテイリングの第3四半期決算が発表される。日経平均構成比9.75%を占める銘柄だけに、その反応は指数全体を動かす力を持つ。現在はPER54倍で史上最高値圏に位置し、過去のパターンでは第3四半期に上方修正が入るケースが多い。信用倍率は低くショートカバーの余地もあるが、期待を超えられなければ指数の重荷となる。修正の有無だけでなく、修正幅と株価の反応を慎重に見極めたい局面だ。

過去の予想