| 銘柄 | 予想 | 当日騰落 | 判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| インテル(Intel) | 中立 | - | 未検証 | 決算はポジティブサプライズで時間外に一時13%急騰したが、ザラ場では上げ幅を急速に縮小し約7.8%下落。米半導体株全体の下落を牽引し売買代金上位に浮上。 |
| キオクシア (285A) | 中立 | -2.61% | △ 保ち合い | 9.49%下落でストップ安水準に接近。一目均衡表の雲を割り込み信用買い残は高水準で需給の重さ継続。7月31日の決算発表がポジティブサプライズなら唯一の流れ転換材料となり得る。 |
| ディスコ (6146) | 中立 | +2.89% | △ 保ち合い | 最高益更新の流れながら市場予想に届かずネガティブサプライズ。終値ベースで直近安値を下回りチャートの悪化が続く。半導体地合いの悪さと相まって下落が加速。 |
判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。
7月24日(現地時間)に決算を発表したインテルは市場予想を上回るポジティブサプライズを記録し、時間外取引で一時13%の急騰を見せた。しかし翌ザラ場が始まると上げ幅は急速に縮小し、最終的に約7.8%の下落で引けた。売買代金ランキング上位に浮上したインテルの急落はマイクロン、サンディスクなど主要半導体株にも波及し、SOX(フィラデルフィア半導体株指数)は4.31%の大幅安。一目均衡表の転換線を再び割り込み、ある程度戻していた水準が今週初めの水準に逆戻りする形となった。
国内市場でも半導体関連の下落が鮮明だった。ディスコは最高益更新の流れにありながら市場予想に届かずネガティブサプライズと判定され大幅安。終値ベースで直近安値を下回りチャートの悪化が続いている。キオクシアも9.49%下落し、ストップ安水準に近い価格帯まで押し戻された。一目均衡表の雲を割り込んだことで上値抵抗が意識されやすく、信用買い残は依然として高水準で需給の重さが解消されていない。これらが連鎖し日経平均は1,811円安(▲2.73%)で6万4,000円台半ばに沈んだ。
NASDAQは続落で直近安値を更新し、一目均衡表の雲の下限に接近しつつある。終値ベースで高値・安値ともに切り下がっており、短期的な下向きトレンドが鮮明だ。ラッセル2000も4.25%の大幅安で直近安値を下回った。TOPIXは日経平均より下落率が小さく基準線をキープしたものの、遅行スパンが株価を割り込み売りサインが灯っている。グロース250指数も直近安値を割り込む動きで弱い。NYダウとS&P500はかろうじてプラス圏で引けたが、どちらも一目均衡表の基準線を超えられていない。
今後の焦点は2点に絞られる。1つはキオクシアの7月31日の決算発表だ。悪い需給と悪化したチャートを断ち切れる材料は「市場予想を大きく上回るポジティブサプライズ」だけとされており、AIサイクルの変化を踏まえた経営アナウンスの内容にも注目が集まる。もう1つは韓国コスピの個別型レバレッジETF規制問題だ。8月5日導入予定だった規制が7月31日に前倒しされる報道があり、規制導入が「出尽くし」となりコスピが落ち着けば、連動して日本の半導体株も下げ止まる可能性がある。アドバンテストや東京エレクトロンの決算もキオクシアより前に控えており、これらの結果が8月相場への地ならしとなる。
「悪くない決算でも下がる」パターンが米日ともに続くだけに、来週の主要企業決算への警戒は高い。SOXが一目均衡表の雲をキープできるか、NASDAQが雲の下限で踏みとどまれるか、キオクシアが需給の重さを吹き飛ばすだけの決算を出せるか——この3点が7月末から8月相場の方向性を決める核心となる。