| 銘柄 | 予想 | 当日騰落 | 判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシア (285A) | 中立 | +15.07% | △ 保ち合い | 個別株連動のレバ型ETFが米国上場申請、日本初事例で短期資金流入によるボラティリティ拡大の懸念 |
| 東京エレクトロン (8035) | 中立 | +1.62% | △ 保ち合い | レバ型ETF準備検討候補、日経平均寄与度が高く上場されれば変動拡大の要因になり得る |
| ソフトバンクグループ (9984) | 中立 | +2.56% | △ 保ち合い | レバ型ETF準備検討候補の一つ、短期資金流入による値動きの荒さに注意 |
| NVIDIA | 中立 | - | 未検証 | 決算プレビューで状況を整理、半導体シリコンサイクルのピーク観測もあり注視が必要 |
判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。
日経平均株価は週間で4.74%の大幅上昇となり、13週移動平均線を回復してしっかりとした上昇トレンドを形成した。TOPIXも週間3%高で終値ベースの高値を更新し、業種別ではサービス業やその他製品が上位となる一方、非鉄金属など半導体関連も堅調に推移した。グロース250指数も全ての移動平均線を上回り、市場全体の勢いを裏付けている。
米国株はNYダウがやや軟調だったものの、トレンドが崩れたわけではない。S&P500は0.36%高でシーズンベースの市場最高値を更新、ナスダック100は1.09%高、SOX指数は0.49%高で13週線への接近が続く。ラッセル2000は1.12%高で終値ベースの最高値を更新した。VIXは14.25と低水準にあり、目下トレンドへの懸念は限定的とみられる。米10年金利は4.695%まで上昇し、ドル円は159円前半で推移している。
金曜日の日経新聞では、市場予想を下回る小売売上高が発表され株価が下押しした点が指摘されており、今後の注意ポイントとして押さえておきたい。ただし堅調な消費関連指標の鈍化はFRBの利上げを急がない理由にもなり得るため、株価は底堅く推移しているとの見方もある。
今回最も注目すべきニュースは、キオクシア連動のレバレッジ型ETFが米国で上場申請されたことだ。個別株のレバ型ETFとしては日本初の事例であり、実現すれば短期資金の流入により相場の変動率が高まる可能性が指摘されている。米国ではテスラやNVIDIAなど単一銘柄型のレバレッジETFが既に多数上場しているが、レバ型ETFによってボラティリティが顕著に高まった代表例が韓国市場だ。サムスン電子やSKハイニックスの個別株レバレッジETF解禁後、韓国コスピはサーキットブレーカー発動を繰り返すなど値動きが荒くなった経緯があり、同様の展開への懸念がある。
今後はソフトバンクグループ、Nintendo、トヨタ自動車、東京エレクトロンなど日経平均への寄与度が高い銘柄についても、レバ型ETFの上場準備・検討が進んでいるという。上場が実現すれば短期資金の流入で変動が拡大するだけでなく、日本の投資家が円をドルに両替して取引することになるため、円安への影響も見逃せない。証券取引委員会の審査スケジュールを踏まえると、早ければ今年秋、遅くとも年末までに上場が始まる可能性がある。
2026年は大統領選挙サイクルにおいて中間選挙2年目にあたり、ボラティリティが最も高まりやすい時期とされる。加えて半導体のシリコンサイクルは現在がピークとの見方もあり、これらの要因がレバ型ETF上場のタイミングと重なった場合、日経平均を含む相場全体が大きく変動する可能性がある。トレンド自体は良好に推移しているものの、後半のマーケットにおける波乱要因として、この動向は継続してチェックしていく必要がある。