| 銘柄 | 予想 | 当日騰落 | 判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシア (285A) | 中立 | +6.01% | △ 保ち合い | 2日間で7.05%下落し信用買残(株数ベース)が過去最大水準に。125日線割れで需給が重く戻りは限定的か。 |
| モデルナ | 順張り | - | 未検証 | 第3相臨床試験の良好な結果を受け一時2.3倍超に急騰、売買代金トップで65%高で引けた。 |
| メルク | 順張り | - | 未検証 | モデルナとの共同開発治療法の臨床試験結果発表を材料に一時12%超上昇。 |
| SKハイニクス | 中立 | - | 未検証 | 自社株買い実施の報道でPTS上昇も、ADRは0.35%高にとどまり反発力は限定的。 |
判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。
8月20日の日本株は大幅続落となった。日経平均は2134円安(3.16%安)、TOPIXも3.09%安、グロース250も2.1%安と全面安の展開で、値上がりした業種は医薬品と海運のみだった。AI・半導体関連銘柄や銀行株の下落が指数を押し下げる形となった。
米国市場は主要3指数がプラス圏で終える一方、ナスダック100とSOX指数はマイナスとまちまちの展開。欧州株も高安まちまちだった。背景には米財務省が流動性支援のための国債買い入れを倍増させると発表し、長期金利の上昇が一服したことがある。金利上昇は最近の米株売りの一因とされてきただけに、この動きは株式相場の支えとなった。ダウ平均ではメルクが共同開発治療法の臨床試験結果を材料に一時12%超上昇。モデルナも第3相臨床試験の良好な結果を受けて一時2.3倍超に急騰し、売買代金トップで65%高となった。半導体関連株は明確な材料がない中でも下げは限定的だった。
為替は円高方向に振れ、日経平均先物は600円前後の上昇。VIXは14.95と落ち着いた水準を維持し、米10年債利回りは4.644%に低下、原油は横ばい、金と暗号資産は上昇している。
本日のテーマであるキオクシアは、2日間の下落で週間7.05%安となった。この下落局面で信用買残が急増し、株数ベースで見た信用買残は過去最大の水準に達している。金額ベースとは異なるものの、需給面ではかなり重い状態が続くとみられる。125日移動平均線も割り込んでおり、25日移動平均線などの主要線を再び上抜けられるかが今後の注目点となる。
併せて、韓国では前日にコスピが5%以上急落した。レバレッジETFの規制強化が主因とされるが、SKハイニクスが自社株買いを実施するとの報道でPTSでは記憶関連株が上昇する場面もあった。ただし肝心のSKハイニクスADRは0.35%高にとどまり、戻りへの期待は限定的といえる。
米財務省による長期債市場支援は金利低下という形で株式相場を下支えしたが、S&P500の上昇力はなお弱く、上値の重い展開が続いている。日経平均も2日間で3800円超下げた後の反発は600円程度にとどまり、力強さには欠ける。金利上昇一服が銀行株の下落にもつながっており、金利と株価の関係が今後どちらに振れるかは引き続き注視が必要となる。