2026/07/02(木)の日本株予想

お化粧買い解消で半導体急落、NVIDIAに三尊天井の懸念

■ 注目銘柄と結果

銘柄 予想 当日騰落 判定 コメント
NVIDIA(NVDA) 中立 - 未検証 三尊天井(三ゾ天井)パターンの懸念が浮上。一目均衡表の雲の下に潜り込み雲が上値抵抗として機能している可能性。本格的な下落トレンド入りなら市場全体への影響が最大級。
キオクシア (285A) 中立 -13.47% △ 保ち合い 前日▲1.72%下落で信用倍率27.77倍と需給が重い状態。25日移動平均線を3ヶ月ぶりに割り込むリスクが浮上。基準線割れ・RSI50割れも視野に入り警戒水準。
東京エレクトロン (8035) 中立 -7.44% △ 保ち合い PTSで大きく値を下げており本場でも下落継続が見込まれる。指数寄与度が高く、半導体セクター全体の調整局面での値動きの大きさに注意。
アドバンテスト (6857) 中立 -9.95% △ 保ち合い 前日マイナス引けで時間外も軟調。半導体関連の利益確定売り圧力が継続しており短期的な上値は重い展開。
メタ(Meta) 順張り - 未検証 AIクラウドインフラ事業立ち上げ検討の報道が材料視され+9%の急騰。コミュニケーションセクターを牽引しFANGプラス指数のプラスに大きく貢献。

判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。

■ 相場観・シナリオ

四半期末のお化粧買い解消が直撃、半導体株が全面安

7月2日、市場の焦点は「四半期末お化粧買いの終焉」に絞られた。前日の日経平均は+412円と上昇したが、日中の値動きは高値から1000〜2000円近く急落するという荒れた展開。先物は再び7万円を割り込む水準まで後退しており、本日の寄り付きも7万円割れが意識される。

米国市場:半導体が6%超の急落、メタは材料株として急騰

米国市場ではSOX(フィラデルフィア半導体指数)が▲6.27%の大幅安となった。目立った個別の悪材料があったわけではなく、四半期末に機関投資家が運用成績をよく見せるために買い上げた「お化粧買い」の解消が主因とみられる。NASDAQは▲0.66%で一目均衡表の基準線を下回り、S&P500も▲0.22%と軟調。ダウは小幅マイナス圏に転落した。

一方で異色の急騰を演じたのがメタだ。AIの計算リソースなどを外部提供するクラウドインフラ事業の立ち上げ検討が報じられ前日比+9%の急騰。FANGプラス指数を押し上げ、コミュニケーションセクターが相対的に底堅い動きを見せた。経済指標面ではADP全米雇用リポートが市場予想を下振れ、PMI・ISMは50超で悪くないものの市場の反応は限定的だった。

NVIDIAに三尊天井パターンの懸念浮上

今回最も注目されたのがNVIDIAのチャートだ。直近の値動きをみると、同水準の天井を1回・2回・3回とつける「三尊天井」に近い形状が出現しており、一目均衡表の雲の下に潜り込んでいる。雲が上値抵抗として機能しているとすれば、今後の動きには慎重な姿勢が求められる。NVIDIAが本格的な下落トレンドに入った場合、半導体セクターと日本株への影響力は市場最大級となるだけに、引き続きチャートを注視する必要がある。マイクロンも一目均衡表の基準線をわずかに下回っており、こちらも今後の心配なポイントとして挙げられている。

国内半導体:キオクシアは需給の重さと25日線割れリスクに要警戒

国内半導体関連ではキオクシアの動向にも警戒が必要だ。前日は▲1.72%の下落となり、信用倍率は27.77倍と高水準。信用買い残は過去最高水準にある一方、信用売り残は減少しており受給は引き続き重い状態だ。テクニカルでは25日移動平均線を3ヶ月ぶりに割り込むリスクが浮上。一目均衡表でも基準線割れ・RSI50割れが視野に入り始めており、4月以降の上昇局面では見られなかった変化が生じている。東京エレクトロンやアドバンテストもPTSで大きく値を下げており、国内半導体関連全体での調整が続く見通しだ。

日銀短観は大幅上振れも下支えは限定的

国内では日銀短観(6月)が発表され、大企業製造業業況DIが予想の16に対して22と大幅上振れ。朝方の寄り付きを一時支える要因になったとみられるが、その後の急落をみると、お化粧買い解消の売り圧力を吸収するには力が足りなかった。

本日の注目ポイント

本日の日経平均は7万円割れでの寄り付きが想定され、午前中を中心に大きな値動きが予想される。NVIDIAの三尊天井パターンの進展、キオクシアの25日線サポートの有無、SOX指数の基準線維持ができるかどうかが当面の焦点となる。中長期投資家は一時的な調整として捉えることも可能だが、短期売買を行う場合は特に午前中の値動きに細心の注意を払いたい。

過去の予想