| 銘柄 | 予想 | 当日騰落 | 判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| ソフトバンクグループ (9984) | 順張り | -0.09% | △ 保ち合い | 売買代金トップで10%超の大幅上昇。指数全体を牽引した。 |
| キオクシア (285A) | 中立 | -12.86% | △ 保ち合い | 上昇期待があったがマイナス転換。受給の重さが継続。サンディスクとの連動性も確認が必要。 |
| ファーストリテイリング (9983) | 中立 | -1.07% | △ 保ち合い | 上昇スタートも材料出尽くし売りで反落。決算またぎの難しさを示す展開。 |
| 安川電機 (6506) | 逆張り | -14.34% | ✕ 想定外 | データセンター好調もロボット事業の生産影響・欧州構造改革費用が重荷で大幅減益。PTSで急落。 |
| NVIDIA | 順張り | - | 未検証 | しっかりした上昇。ただし半導体株全体では上昇・下落が混在。 |
| メタ (9551) | 順張り | -0.93% | ✕ 想定外 | カナダデータセンター建設発表(130億カナダドル)で6.18%急騰し雲を上抜け。 |
判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。
7月11日の相場で最大の注目点はS&P500の動きだった。6月2日以来となる直近高値を終値ベースで上抜け、最高値更新が射程圏内に入った。「安値を割らずに高値を超えてきた形」は上昇トレンドへの転換サインとして極めて重要であり、来週ポジティブな材料が一つ加わるだけで最高値を更新できる水準にある。更新が実現すれば4月以降の下落は「押し目だった」との解釈が固まり、中期的な上昇トレンド継続の確認となる。
国内市場では日経平均が813円上昇し安定したプラス圏で推移したが、上昇率はTOPIXより日経平均が大きく、値下がり銘柄数の方が多い偏在した相場が続いている。ソフトバンクグループが売買代金トップで10%超の大幅高を演じた一方、キオクシアはマイナス転換、ファーストリテイリングも材料出尽くし売りで反落した。
一方、4月以降に続いていた「新安値銘柄が新高値銘柄を突出して上回る」状況が改善傾向にある点は注目に値する。幅広い業種・銘柄がチャートの上昇トレンドへ転換し始めており、AI・半導体株だけが牽引する歪んだ相場からの変化が見られる。ただしAI・半導体への集中に逆戻りすれば新安値銘柄が再び急増するリスクは残っており、継続的なウォッチが必要だ。
米国ではラッセル2000を除く全指数が小幅上昇。メタがカナダ初のデータセンター建設(投資額130億カナダドル)を発表し6.18%急騰、一目均衡表の雲を上抜けた。NASDAQも厚い雲の上まで再上昇しており、ハイテク株・マグニフィセント7の回復が次のステージへの鍵を握る。
SKハイニクスのADR上場は初値が公募価格149ドルを上回る170ドルをつけたが、その後は上場初値を下回る展開。半導体株全体への資金が一時偏ったが、SOX指数はプラス転換したとはいえ+0.06%と力強さを欠く。VIXは15.25、長期金利は4.558%に上昇。ドル円は片山財務大臣発言を受けて161円台まで円高が進んだ。
安川電機が決算を発表。データセンター・AI関連投資は好調だったものの、ロボットセグメントでの生産システム移行影響や欧州での事業構造改革費用が重荷となり大幅減益、PTSで急落した。ファーストリテイリングに続く下落事例として、決算またぎの難しさが改めて浮き彫りとなった。PTS動向が翌日の実際の株価動向と必ずしも一致しない点にも注意が必要だ。
S&P500の最高値更新が来週最大の焦点となる。イラン情勢の不透明感は残るものの、チャートが示す上昇トレンドへの転換サインは力強い。国内では日経先物が500〜700円高を示しており強い地合いが続く見通しだが、ラッセル2000の転換線割れや半導体株の回復の遅さ、そして決算発表による個別株のブレ拡大には引き続き注視が必要だ。