| 銘柄 | 予想 | 当日騰落 | 判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| アドバンテスト (6857) | 順張り | +0.85% | ◯ 想定通り | 決算で通期業績を大幅上方修正、指数寄与度12.35%、信用倍率1.11倍まで低下しショートカバー期待 |
| 藤倉 (4620) | 中立 | -0.22% | △ 保ち合い | 前日6%超の上昇を記録、値動きの強さが目立った |
判定は 順張り=当日+0.5%超で◯/逆張り=当日+0.5%超で反発◯ 続落-0.5%超で✕/±0.5%以内は△。 海外株や日経先物など逆引き不可能な銘柄は「未検証」になります。予想は投資助言ではなく参考情報です。
8月12日(水)、山の日の休場明けとなる日本市場を前に、米国市場は日本時間夕方時点で主要3指数がそろって下落し、SOX指数のみプラス圏で推移した。欧州株は高安まちまちで、通信セクターの下落が目立ちアルファベットは3%安、前日急伸したスペースXも反落した。中東情勢の協議進展観測を背景に一服していた原油価格がザラ場の中でじわりと切り返し、これが株価の重しになった可能性がある。ドル円は159円台、VIXは15台をキープ、米10年債利回りは4.684%に低下し、金はわずかに上昇する一方、暗号資産は下落する通貨が多かった。それでも日経平均先物はプラス圏を維持している。
売買代金上位ではアドバンテストが前日比6.43%上昇し、決算発表をきっかけに高値圏に迫る動きとなった。第1四半期の決算発表で通期の業績予想を大幅に上方修正しており、しかも売上高よりも営業利益の修正率の方が高く、利益率がさらに高まっている点が注目される。比率換算では利益率が50%に近い水準まで上昇しており、半導体関連の需要の強さと収益性の高さが改めて評価されている状況だ。この情報修正の結果、株価はまだ高値を更新していないもののPERの水準で見ると相対的な割安感は増している。
需給面では、信用買い残が7月31日時点の192万株程度から140万株程度まで減少しており、需給が軽くなったことを示している。信用売り残は昨日ベースでは増えたものの当日推計では若干減少しており、この売り残ベースで算出される信用倍率は1.11倍とさらに低下した。ショートカバーが誘発されやすい状況にあり、今後信用売り残が増えて高値を更新する局面では力強い陽線が出やすいとみられる。アドバンテストは日経平均への指数寄与度が12.35%まで上昇しており、同社株の値動きが指数全体のボラティリティを左右しやすい状況にある。
TOPIXは陽線が継続しており、プラス2σを超える動きにはもう一段のサプライズが必要とみられる。グロース250は陽線が8日連続で続き、直近高値と肩を並べる水準にある。米国株はNYダウが陰線2日続落、S&P500も陰線で続落、ナスダックは0.6%安。ラッセル2000は0.32%高の陽線、SOXは0.87%高となったものの陰線で終えており強さは限定的。翌日の米CPI発表を控え、各指数の値動きを引き続き注視したい局面である。