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配子- 今期の配当予想は分割後で年36.5円(分割前なら146円)で、前期36.25円(分割前145円)から増配。会社は累進配当、配当性向50%以上を掲げ、2027年度にはDOE6%以上を目指す。2015年3月期から毎年増配
- 自己資本比率は71.5%、借入はほぼない(17億円)。前期のフリーキャッシュフローは118億円で、配当(年60億円ほど)を十分まかなえる
- 第1四半期は営業利益が+19.5%で、例年より速いペース。受注高も+42.3%と大きく増えた
ここからは、点検した7つの項目を順番に書いていきます。全部「配当が続くか・増えるか・減るか」の目線です。
1. 今の会社の状況 ― 配当の原資は稼げているか
| 項目 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 今期予想 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,173億円 | 1,215億円 | 1,392億円 | 1,380億円 |
| 営業利益 | 112億円 | 128億円 | 172億円 | 169億円 |
| 純利益 | 82億円 | 99億円 | 125億円 | 118億円 |
| 営業キャッシュフロー | 146億円 | 104億円 | 137億円 | — |
| 自己資本比率 | 72.5% | 71.9% | 71.5% | — |
ライト工業は、のり面(道路や線路わきの斜面)を崩れにくくする工事や、建物の下の地盤を固める工事が得意な会社です。大雨や地震への備え、古くなった道路や堤防の補強など、国や自治体の仕事が多く、景気に左右されにくい稼ぎです。
前期(2026年3月期)は売上・利益とも大きく伸び、営業利益は172億円でした。今期はほぼ前期並みの予想です。第1四半期(4〜6月)は売上が3.3%減ったものの、営業利益は33億円(+19.5%)、受注高は699億円(+42.3%)と大きく増えました。
ブル2. 直近1か月のニュース ― 配当に響く悪材料は?
9月下旬から10月20日までに、業績の下方修正、減配の示唆、不祥事、大きな事故といった目立った悪材料は見当たりませんでした。
10月1日に1株を4株に分ける株式分割をしました。1株あたりの配当は4分の1の見た目になりますが、株数が4倍になるので、受け取る配当の合計は変わりません。また、2月から進めている上限70億円の自社株買いは、9月末までにほぼ枠を使い切りました。
3. 金利の影響 ― 借入はほぼない
有利子負債は17億円しかなく、現金は300億円あります(2026年3月末)。日銀の利上げで利息の負担が増えて配当を削る心配は、まずありません。公共の仕事が多いので、お客さんの資金繰りの影響も受けにくい会社です。
4. 為替の影響 ― ほとんどない
国内の工事が中心で、為替で利益が大きく動く会社ではありません。円安で資材や燃料が上がると、工事のコストに響く程度です。
5. 地政学の影響 ― 資材と燃料の値段
中東などの情勢で原油が上がると、工事に使う機械の燃料や資材のコストが上がります。値上げが追いつかないと利益を削りますが、財務に大きな余裕があるので、配当が払えなくなる形ではありません。
ベア6. 決算見通し ― 第1四半期は例年より速い
| 項目 | 今期(2027年3月期)の会社予想 | 第1四半期の実績(4〜6月) | 進み具合(例年) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,380億円 | 295億円(−3.3%) | 21.4%(20〜22%) |
| 営業利益 | 168.5億円 | 33.3億円(+19.5%) | 19.8%(14〜16%) |
| 純利益 | 118億円 | 23.0億円(+17.4%) | 19.5%(13〜15%) |
8月の第1四半期決算では、通期の予想を据え置きました。利益の進み具合は例年より速いペースです。次の中間決算の発表は2026年11月11日の予定です。
7. 配当の持続性 ― ここがいちばん大事
| 配当方針 | 累進配当を中期経営計画の期間中も続け、配当性向50%以上。最終年度(2027年度)にDOE6%以上を目指し、自社株買いと合わせて実質的な総還元性向100%程度を目指す |
|---|---|
| 配当の推移 | 分割(2026年10月に1株→4株)を調整した1株あたりで、2021年3月期 12.5円 → 2022年3月期 13.5円 → 2023年3月期 15.25円 → 2024年3月期 17.5円 → 2025年3月期 25円 → 2026年3月期 36.25円 → 今期予想 36.5円(中間は分割前の40円、期末は分割後の26.5円)。2015年3月期の3.5円から毎年増配 |
| 配当性向 | 2026年3月期 50.3%。今期は予想の1株利益71.85円に対して約51% |
| 現金の流れ | 2026年3月期の営業キャッシュフローは137億円、フリーキャッシュフローは118億円のプラス。フリーキャッシュフローは6期続けてプラス |
| 財務の余力 | 自己資本比率 71.5%・現金 300億円・有利子負債 17億円(2026年3月末) |
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ブル配子の判断:ホールドで安心か
- 減らさない約束がある。累進配当と配当性向50%以上。2015年3月期から毎年増配し、今期も分割前で145円→146円の増配予想
- 財務がとても厚い。自己資本比率71.5%、借入はほぼない。フリーキャッシュフローは6期続けてプラスで、配当をまかなえている
- 本業は順調。公共の仕事が多く景気に強い。第1四半期は例年より速いペースで、受注も4割増
ライト工業は、災害への備えやインフラの補強という、なくならない仕事を持つ会社です。財務の厚さを生かして、株主への還元を増やしています。中間決算で、利益の予想と配当の予想が保たれるかを見ます。
- 2026年11月11日の中間決算:営業利益168.5億円と、年36.5円(分割後)の配当予想が保たれるか
- 受注の増加が売上と利益につながっているか
- 自社株買いの次の枠と、還元の方針が続いているか
よくある質問
- ライト工業は減配したことがありますか?
- 株式分割を調整した1株あたりの年間配当は、2015年3月期から2026年3月期まで毎年増えていて、減配はありません。会社は累進配当を掲げています。将来を約束するものではありません。
- ライト工業の配当はいつ、いくらもらえますか?
- 2027年3月期の予想は、中間が分割前の1株40円、期末が分割後の1株26.5円です。分割後の株数で数えると年36.5円(分割前なら146円)になります。権利確定は9月末(中間)と3月末(期末)です。
- 株式分割で配当は減りますか?
- 2026年10月1日に1株を4株に分けたため、1株あたりの金額は4分の1の見た目になりますが、持っている株数が4倍になるので、受け取る配当の合計は変わりません。
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配子出典
- ライト工業「2027年3月期 第1四半期決算短信」(2026-08-05)・株式分割と配当予想の修正に関する開示・自己株券買付状況報告書(2026-10-07)
- ライト工業 有価証券報告書(株主還元の方針)
- IRBANK「ライト工業(1926)の業績」 https://irbank.net/1926/results ・「四半期」 https://irbank.net/1926/quarter ・「配当」 https://irbank.net/1926/dividend
この記事は点検日(2026年10月20日)時点の情報です。数値は会社の開示資料にもとづきます。